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サン=ジェルマン伯爵 | ダンダダン Wiki (日本語)

サンジェルマン伯爵(サンジェルマンはくしゃく)は、超常現象に関するあらゆるものを収集するコレクター であり、彼の最大の目的は ダンダダンを手に入れること である。Kur(クル)の協力者ではあるが、現在は 神高校の副校長兼「歴史文化研究会」の顧問 を務めており、「三丈目(さんじょうめ)」という偽名を使って活動している。

『ダンダダン』において、彼は 全体的な黒幕的存在 でありつつも、ダンマン羅編 では一時的に 味方 として協力する場面もある。

外見

アニメとオリジナル漫画

サンジェルマン伯爵は、地球の人間とよく似た容姿 を持つ。髪は 前髪が額を覆う中程度の長さ で、目の描き方はタツ(Tatsu)が女性キャラクターに用いるスタイルに似ている。また、耳には 鍵型のピアス をつけており、周囲の女性たちからは 非常にハンサム だと評されている。彼の服装は、装飾が施されたラペルと肩当て付きのダークコート を基調としている。コートの襟は立ち上がっており、左右には 逆三角形の中に一つの同心円の目が描かれたピン がついている。

コートの下には アスコットタイ を巻き、長袖の フサール・ドルマン(ハンガリー騎兵風のベスト) を着用している。また、手袋、ダークカラーのズボン、腰に結ばれた帯、両脚の側面に垂れた2枚の布 を身につけ、太ももまで届く ロングブーツ を履いている。さらに、左腰には 刀(カタナ) を携えている。

「三丈目」という偽名で活動している間、サンジェルマン伯爵は 眼鏡をかけ、フォーマルなスーツとネクタイを着用 し、足元には 黒の革靴 を履いている。

年齢制限付き漫画

年齢制限付き漫画では、キャラクター カウント・サンジェルマン はまだ登場していません。彼女はエピソード1のセッション2、またはエピソード2で登場する可能性があります。ぜひ彼女の登場をお楽しみにお待ちください。『Dandadan』の年齢制限付き漫画に興味がある方は、ウィキを読むことができます。

ギャリー

アニメとオリジナル漫画

年齢制限付き漫画

カウント・サンジェルマン は、年齢制限付き漫画にはまだ登場していません。現在公開されている章には、モモ・アヤセ、アイラ・シラトリ、オカルンのみが登場しています。彼女はエピソード2以降に登場するかもしれません。

気になる方は、上のギャラリーの画像をクリックするとネタバレをチェックできます。また、シリーズ全体を読みたい場合は、下のボタンをクリックしてください。

ファンアート

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性格

サンジェルマン伯爵は 冷静沈着 な態度を保ちながらも、どこか 風変わりな話し方 をする人物である。特に、「ナ〜イス(ナイス)」という言葉を 独特な抑揚で伸ばしながら口にする 癖がある。彼は 世界の謎に対する強い探究心 を持っており、それを満たすために 超常現象に関する物品を集め続けている。彼のコレクションには UFO、呪物、妖怪の力 などが含まれるが、中でも 最も求めているものが「ダンダダン」 である。また、人間の寿命を 「短すぎる」 と考えており、目的を達成する最善の方法は 集団で行動すること だと信じている。その考えから 神高校に「三丈目(さんじょうめ)」という偽名で潜入し、「歴史文化研究会」の顧問となった。

しかし、些細な雑務にはあまり積極的ではなく、部室の改装作業 などには関心を示さない。その一方で 顧問としての権威を持ち、強い態度で指導することもある。例えば、モモが部室の改装について不満を述べた際には、「文句を言うな、言われた通りにやれ」と即座に一蹴し、さらに「間抜け(ニムロッド)」と呼んで厳しく指摘した。とはいえ、彼は決して 完全な冷徹な人物ではなく、礼儀正しい一面も持っている。電車の中で高齢の女性に 席を譲る などの行動も見られる。また、読書を趣味として楽しんでいる 様子も描かれている。

関係

ターボばあちゃん

ターボばあちゃんは、セルポの通信機を通してサンジェルマン伯爵の顔を見た瞬間、激怒 した。そして彼のことを 「ハイパージジイ(ハイパージジイ)」 と呼んだ。二人の関係についての詳細はまだ明らかにされていないが、ターボばあちゃんの激しい反応から 過去に因縁がある ことが示唆されている。

あらすじ

金玉争奪戦編

オンブスーマン編

クル(Kur)の侵攻の後、サンジェルマン伯爵は 地獄の門を通過して地球に到来 する。到着後すぐに、図書館で呪物の研究をしていた 雲寺(ウンジ) に接触する。彼は、妖怪「おとぎ話のカード(フェアリーテイル・カード)」を封じ込めた呪われたトランク を手に入れていた。サンジェルマン伯爵は、フェアリーテイル・カードと契約を交わし 「解放する代わりに妖怪の力を授かる」 という取引を成立させる。そして、雲寺を説得し 呪われたトランクの内側の異次元に潜入して破壊する という任務を与える。この作戦では、雲寺の「傘童子(アンブレラボーイ)」の能力も、フェアリーテイル・カードの脱出を助けるために活用されることになる。さらに、サンジェルマン伯爵は 神越(かみこし)交番に保管されていたオカルンの「二つ目の金玉」 を発見し、それを雲寺に渡す。これにより、彼は異次元の中でも自由に妖怪の力を使えるようになる。雲寺への任務を指示した後、サンジェルマン伯爵は 神高校に潜入 し、「三丈目(さんじょうめ)」という偽名を使って副校長として勤務 し始める。これは 学校の職員たちにも正式に認識されている身分 である。

その後、モモとオカルンが結成した「歴史文化研究会」の顧問を引き受けることになる。しかし、モモとオカルンは 「三丈目」なる人物の存在をそれまで知らなかったため、彼の素性について質問する。しかし、彼はそれにまともに答えることなく、モモの好奇心に満足げな表情を見せる。さらに、自身の目的が 「未知なる世界を仲間と共に探求すること」 であると語る。その後、三丈目(サンジェルマン伯爵)は 校舎の倉庫へ二人を案内し、そこを部室として使えるように片付けるよう指示 する。

ダンマンラ編

妖怪 フェアリーテールカード が呪われたトランクから脱出した後、サンジェルマン伯爵 は計画通り彼と対峙した。戦闘を開始する前に、伯爵はトランクの黒布を使って作成した麻痺のお札で、妖怪に操られていた蓮雀高校の生徒たちを無力化した。フェアリーテールカード は伯爵のことを知っており、彼が自分を解放しようとしていたことも理解していたが、伯爵は彼の現在の姿を知らないふりをした。戦いが始まると、フェアリーテールカード は自身の能力を使って伯爵の視力を奪い、彼を盲目のまま戦わせた。さらに、妖怪は自らのカードをつぼみから再生する能力を持っており、伯爵は彼を倒す唯一の方法がすべてのカードを同時に破壊することだと見抜いた。しかし、それを一人で達成することは不可能であると判断し、ちょうど呪われたトランクから脱出した オカラン、ロクロウ、ベガ と協力することを決めた。

正式な自己紹介を後回しにし、伯爵はオカランに協力を提案し、共にフェアリーテールカードを倒そうと持ちかけた。ロクロウは伯爵を見て彼の正体を問いただしたが、伯爵は彼を知らないと否定した。フェアリーテールカード がロクロウの粒子ビームから再生すると、伯爵はオカランとロクロウに、特定のカードのペアを同時に攻撃するよう指示し、オカランにはターボババアの力を引き出すよう求めた。その後、意識を取り戻したウンジを妖怪が支配しようとしたが失敗したため、伯爵は妖怪の巧妙な罠に引っかからないよう警告し、チーム全員に同時攻撃の合図を送った。

フェアリーテールカード が敗北した後、伯爵は弱った妖怪の逃走を阻止した。妖怪に降伏を認めさせた後、伯爵は予定通り彼の妖怪の力を抽出し、超常現象に関連するすべてのもの、すなわち妖怪の能力を収集するという自らの目的を改めて強調した。そして去る前に、伯爵はフェアリーテールカード に「ダンダダンについて何か知っているか?」と問いかけた。

現在の編

小塚ナイフ編

この章では、サンジョメ が校内の廊下を猛ダッシュするオカランを見かけ、他の生徒とぶつからないよう注意するよう助言した。オカランの行き先や彼の秘密に興味を持ったサンジョメは、彼を追跡し、ノイズキャンセリング、メトロノームの同期、バクテリアについての会話を持ちかけた。これらの一見無関係な話題は、実は彼がナイフを抜き、オカランの力を奪おうとする意図の前触れだった。しかし、オカランが抵抗せず従ったにもかかわらず、サンジョメは突如計画を放棄し、予想外の出来事が起こったため、オカランをそのまま見逃した。

その後、サンジョメは歴史文化研究会のメンバーが雪城コウキを追いかけているのを目撃し、「走らずに歩くように」と指示した。彼らはサンジョメの視界から外れるまで従ったが、その後は再び走り出した。ファミリー がコウキの状況を知った後、キンタ はナノスキン監視カメラを髪飾りに偽装し、コウキに装着させた。これにより彼女を脅迫していた教師を特定しようとしたが、容疑者の一人であるサンジョメ はコウキに接近し、謎めいた口調で「どんな秘密を知ったのか」と尋ねた。この行動がモモ とオカラン の疑念を深めた。彼らは以前、サンジョメがオカランに対しても同様の質問をしたことを思い出した。しかし、サカタ は「サンジョメの奇妙な性格のせいで、軽率に結論を出すべきではない」と主張し、彼がナイフや力について言及していないことから、脅迫に関与していたかどうかは不明のままだった。

その後、サンジェルマン伯爵 はジェットブースターエクソスーツを装備したクルに接近した。クルは麗子鹿島が最初に出現したとされる遺跡で発見されており、伯爵は彼女が意識を取り戻すまで待っていた。そして、彼女の壊れたエクソスーツを指して、「これは君のものか?新しいものに交換するべきだ」と提案した。クルが彼の意図を問いただすと、伯爵は特定の任務の手助けが必要であると明かした。拒否する自由はあるとしながらも、伯爵は「地球の重力に適応するのは極めて困難」であり、彼の協力なしでは生き延びることが難しいと警告した。実際、クルは地球の重力に苦しみながら立ち上がるのに四苦八苦していた。

能力とパワー

生まれ持った能力

身体能力

超感覚的知覚: サン=ジェルマン伯爵は、高度な第六感を持ち、視覚に頼らずに攻撃を察知し、反応することができる。この能力は、フェアリーテイルカードとの戦いで明らかになり、彼は盲目状態でも妖怪の芽の攻撃を容易に回避し、跳ね返すことができた。また、彼の知覚能力は個人の存在を察知することにも及び、オカルン、ロクロウ、ベガが呪われたトランクから脱出したことを即座に認識していた。

超高速&超反射神経: サン=ジェルマン伯爵は驚異的なスピードと反射神経を誇り、わずかな動きだけで蓮雀高校の生徒たちを吹き飛ばすほどの速さを示している。さらに、ダンマンラ救出作戦の際に使用された黒布から麻痺の護符を瞬時に取り出し、複数の精神操作された生徒たちの頭に貼り付けるという超人的な動きを見せた。この能力により、敵に気づかれることなく行動することが可能となっている。また、フェアリーテイルカードとの戦闘では、彼の俊敏性が際立ち、妖怪の芽の攻撃と支配された生徒たちの攻撃を同時に回避しながら、絶えず動き続けることができた。

技能

剣術: サン=ジェルマン伯爵は、剣術の達人であり、特に日本の武術・居合道に精通している。この技術により、彼は素早く剣を抜き、正確な一撃を加え、瞬時に鞘へ納めるという流れるような動きを実行できる。その卓越した技量によって、彼の攻撃は驚異的な速さと正確さを持ち、敵が予測したり対抗したりするのが非常に困難となっている。

装備

カタナ

サンジェルマン伯爵は、黒色の柄と精巧な鍔(つば)を持つ刀を所持している。この刀は、彼の特殊な戦闘スタイルにおいて重要な役割を果たしている。

使用方法

サンジェルマン伯爵は、刀の鍔に開けられた穴に薬瓶(バイアル)を挿入することで、その力を発動することができる。この方法により、薬瓶に封じ込められた妖怪の力を自在に操り、戦闘で活用する。

妖怪の力が込められた薬瓶(バイアル)

サンジェルマン伯爵は、過去に遭遇した妖怪たちから抽出した能力を封じ込めた薬瓶をコートの内側に携帯している。この薬瓶を刀の鍔にセットすることで、その妖怪の力を発動させることができる。ただし、一度に使用できる薬瓶は1本のみという制限がある。

既知の薬瓶(バイアル)

ジャンピングババア (Jumping Crone)

この薬瓶には、サンジェルマン伯爵の跳躍力を飛躍的に向上させる力が封じられている。この力を発動すると、彼は足元に 魔力で形成された足場 を生み出すことができ、空中を自在に移動できるようになる。

(黒髪切,Black Haircutter)

この薬瓶には、サンジェルマン伯爵の 剣の斬撃力を増幅する力 が封じられている。発動すると、彼の刀は 黒い雷を帯びた斬撃 を繰り出すようになる。

(水虎, Water Tiger)

この薬瓶には、サンジェルマン伯爵の 身体の密度を増加させる力 が封じられている。この力を発動すると、彼が着地した際の衝撃だけで地面に ひび割れ を生じさせるほどの威力を持つ。

(阿修螺, Asura)

サンジェルマン伯爵は 阿修螺(アシュラ) のナイフを操る使い手である。

能力

力の吸収

阿修螺(アシュラ)の刃は、呪われた剣「阿修羅(アシュラ)」の刀身から作られた特別な武器 である。このナイフは、相手が「敗北を認めた」瞬間に、その力を吸収することができる という特性を持っている。

既知の阿修螺(アシュラ)

メルヘンカルタ(メルへンカルタ)

サンジェルマン伯爵は フェアリーテイル・カード に対して阿修螺を使用し、その能力を吸収した。これにより、彼は 「カードを使って他者の身体を支配する力」 を得ることになった。各カードには、それぞれ独自の能力が存在する。

  • フェイスカード(Face Card): 人間の精神を汚染し、洗脳 する能力を持つ。
  • マウスカード(Mouth Card): 人間の口を消し去る能力を持つ。発言や声を妨害する 目的で使用される。
  • アイカード(Eye Card): 人間の目を消し去り、盲目 にする能力を持つ。
  • イヤーカード(Ear Card): 人間の耳に 錯乱するノイズ を流し、混乱させる能力を持つ。

本来のフェアリーテイル・カードの能力に加えて、阿修螺には 「拳」と「足」が描かれた2枚の追加カード も含まれている。しかし、これらのカードがどのような体の操作能力を持っているのかは、まだ明らかになっていない。

使用方法

サンジェルマン伯爵は、この阿修螺のナイフを 妖怪や人間のユニークな能力を収集するために使用 する。そして、その能力を自身の剣を通じて活用する点は、彼が持つ 妖怪の力を封じた薬瓶(バイアル) の使用方法と類似している。

Count Saint-Germain- Japanese

サンジェルマン伯爵(サンジェルマンはくしゃく)は、超常現象に関するあらゆるものを収集するコレクター であり、彼の最大の目的は ダンダダンを手に入れること である。Kur(クル)の協力者ではあるが、現在は 神高校の副校長兼「歴史文化研究会」の顧問 を務めており、「三丈目(さんじょうめ)」という偽名を使って活動している。

『ダンダダン』において、彼は 全体的な黒幕的存在 でありつつも、ダンマン羅編 では一時的に 味方 として協力する場面もある。


外見

サンジェルマン伯爵は、地球の人間とよく似た容姿 を持つ。髪は 前髪が額を覆う中程度の長さ で、目の描き方はタツ(Tatsu)が女性キャラクターに用いるスタイルに似ている。また、耳には 鍵型のピアス をつけており、周囲の女性たちからは 非常にハンサム だと評されている。

彼の服装は、装飾が施されたラペルと肩当て付きのダークコート を基調としている。コートの襟は立ち上がっており、左右には 逆三角形の中に一つの同心円の目が描かれたピン がついている。

コートの下には アスコットタイ を巻き、長袖の フサール・ドルマン(ハンガリー騎兵風のベスト) を着用している。また、手袋、ダークカラーのズボン、腰に結ばれた帯、両脚の側面に垂れた2枚の布 を身につけ、太ももまで届く ロングブーツ を履いている。さらに、左腰には 刀(カタナ) を携えている。

「三丈目」という偽名で活動している間、サンジェルマン伯爵は 眼鏡をかけ、フォーマルなスーツとネクタイを着用 し、足元には 黒の革靴 を履いている。


性格

サンジェルマン伯爵は 冷静沈着 な態度を保ちながらも、どこか 風変わりな話し方 をする人物である。特に、「ナ〜イス(ナイス)」という言葉を 独特な抑揚で伸ばしながら口にする 癖がある。

彼は 世界の謎に対する強い探究心 を持っており、それを満たすために 超常現象に関する物品を集め続けている。彼のコレクションには UFO、呪物、妖怪の力 などが含まれるが、中でも 最も求めているものが「ダンダダン」 である。

また、人間の寿命を 「短すぎる」 と考えており、目的を達成する最善の方法は 集団で行動すること だと信じている。その考えから 神高校に「三丈目(さんじょうめ)」という偽名で潜入し、「歴史文化研究会」の顧問となった

しかし、些細な雑務にはあまり積極的ではなく、部室の改装作業 などには関心を示さない。その一方で 顧問としての権威を持ち、強い態度で指導することもある。例えば、モモが部室の改装について不満を述べた際には、「文句を言うな、言われた通りにやれ」と即座に一蹴し、さらに「間抜け(ニムロッド)」と呼んで厳しく指摘した。

とはいえ、彼は決して 完全な冷徹な人物ではなく、礼儀正しい一面も持っている。電車の中で高齢の女性に 席を譲る などの行動も見られる。また、読書を趣味として楽しんでいる 様子も描かれている。


関係

ターボばあちゃん

ターボばあちゃんは、セルポの通信機を通してサンジェルマン伯爵の顔を見た瞬間、激怒 した。そして彼のことを 「ハイパージジイ(ハイパージジイ)」 と呼んだ。

二人の関係についての詳細はまだ明らかにされていないが、ターボばあちゃんの激しい反応から 過去に因縁がある ことが示唆されている。


あらすじ

金玉争奪戦編

オンブスーマン編

クル(Kur)の侵攻の後、サンジェルマン伯爵は 地獄の門を通過して地球に到来 する。到着後すぐに、図書館で呪物の研究をしていた 雲寺(ウンジ) に接触する。彼は、妖怪「おとぎ話のカード(フェアリーテイル・カード)」を封じ込めた呪われたトランク を手に入れていた。

サンジェルマン伯爵は、フェアリーテイル・カードと契約を交わし 「解放する代わりに妖怪の力を授かる」 という取引を成立させる。そして、雲寺を説得し 呪われたトランクの内側の異次元に潜入して破壊する という任務を与える。この作戦では、雲寺の「傘童子(アンブレラボーイ)」の能力も、フェアリーテイル・カードの脱出を助けるために活用されることになる。

さらに、サンジェルマン伯爵は 神越(かみこし)交番に保管されていたオカルンの「二つ目の金玉」 を発見し、それを雲寺に渡す。これにより、彼は異次元の中でも自由に妖怪の力を使えるようになる。

雲寺への任務を指示した後、サンジェルマン伯爵は 神高校に潜入 し、「三丈目(さんじょうめ)」という偽名を使って副校長として勤務 し始める。これは 学校の職員たちにも正式に認識されている身分 である。

その後、モモとオカルンが結成した「歴史文化研究会」の顧問を引き受けることになる。しかし、モモとオカルンは 「三丈目」なる人物の存在をそれまで知らなかったため、彼の素性について質問する。しかし、彼はそれにまともに答えることなく、モモの好奇心に満足げな表情を見せる。さらに、自身の目的が 「未知なる世界を仲間と共に探求すること」 であると語る。

その後、三丈目(サンジェルマン伯爵)は 校舎の倉庫へ二人を案内し、そこを部室として使えるように片付けるよう指示 する。


ダンマン羅編

呪われたトランクから おとぎ話のカード(フェアリーテイル・カード) が解放された後、サンジェルマン伯爵は 計画通りに彼と対峙するために登場 する。しかしその前に、トランクを覆っていた黒布に仕込んでいた 麻痺効果を持つお札 を発動し、妖怪に操られていた 蓮雀高校(れんじゃくこうこう)の生徒たちの動きを封じる

フェアリーテイル・カードは 目の前にいるサンジェルマン伯爵の正体を知っており、彼が自分を解放する計画を立てていたことを理解している。しかし、サンジェルマン伯爵は彼に向かって 「お前は誰だ?」 と問いかける。彼はフェアリーテイル・カードの見た目を知らず、初対面のように振る舞うのだった。

その後、サンジェルマン伯爵は フェアリーテイル・カードと戦闘を開始 する。しかし、妖怪の力によって 敵の目を消す という能力が発動したため、サンジェルマン伯爵は 盲目の状態 で戦うことを余儀なくされる。

フェアリーテイル・カードは 自らのカードが破壊されても「芽」から何度でも再生できる ため、自分が優勢だと確信する。しかし、サンジェルマン伯爵は 「お前の慢心が敗北を招く」 と指摘し、唯一の勝機は 「すべてのカードを一度に破壊すること」 だと見抜く。

しかし、彼一人ではそれを成し遂げることはできないと判断し、呪われたトランクから解放されたオカルン、六郎(ろくろう)、ベガを仲間に引き入れ、共に戦う決意を固めるのだった。

サンジェルマン伯爵は、自己紹介を後回しにすることにし、まずはオカルンに フェアリーテイル・カードを倒すための協力を持ちかける

その直後、六郎(ろくろう)によって彼の正体が指摘され、「なぜここにいるのか」と問い詰められる。しかし、サンジェルマン伯爵は 「お前を知らない」 とあっさり返し、「以前に会ったことがあったか?」と逆に問いかける。

その後、フェアリーテイル・カードが 六郎の粒子ビームから再生 すると、サンジェルマン伯爵は 「彼を倒すにはペアになっているカードを同時に攻撃する必要がある」 と指摘し、オカルンに 「ターボばあちゃんの力を使えるか?」 と尋ねる。

オカルンが無理やりターボばあちゃんの力を引き出した後、サンジェルマン伯爵は 彼と六郎に、それぞれ狙うべきカードを指示 する。その直後、フェアリーテイル・カードは意識を取り戻した雲寺(ウンジ)を支配しようとするが、失敗に終わる。これを受け、サンジェルマン伯爵は 「無駄な争いに乗るべきではない」 と助言し、同時攻撃の合図を出す。

フェアリーテイル・カードが 完全に敗北 した後、サンジェルマン伯爵は彼の動きを封じ、逃亡を阻止 する。そして、彼が降伏したのを確認すると、計画通りに妖怪の力を抽出 し始める。

彼は、「自分の目的は、妖怪の力を含め、超常現象に関連するあらゆるものを収集すること」だと明かし、フェアリーテイル・カードに対し 「ダンダダンについて何か知っているか?」 と問いかけるのだった。


現在の編

小塚ナイフ編

三丈目(サンジェルマン伯爵)は、廊下を全速力で駆け抜けるオカルンと遭遇し、「他の人にぶつからないよう気をつけろ」と忠告する。その後、オカルンの後を追いながら 「どこへ向かっているのか」「何を隠しているのか」 と問い詰める。

オカルンは 「後で話す」 と提案するが、三丈目はそれを拒否し、「俺はノイズキャンセリングが嫌いなんだ」と語り始める。そして、オカルンに メトロノームの同期現象や細菌についての独自の見解 を説明し、その後 「今話したことに同意するか?」 と問いかける。実は、これを口実に ナイフを抜き、オカルンの力を奪うつもりだった のだ。

オカルンは 教師の指示通り降参する ものの、三丈目は 予想外の何かに驚かされ、最終的に計画を実行せずにオカルンを見逃す。

その後、三丈目は 歴史文化研究会のメンバーが雪城光輝(こうき)を追いかけながら廊下を走っている場面に遭遇 し、「歩くように」と指示を出す。メンバーたちは一旦指示に従って歩き出すが、三丈目の視界から外れるとすぐに再び走り始めるのだった。


能力と技

身体能力

超感覚(エクストラ・センサリー・パーセプション): サンジェルマン伯爵は 第六感 を持ち、迫りくる攻撃を察知することができる。この能力は、フェアリーテイル・カードとの戦闘時に発揮され、視力を奪われた状態でも妖怪の芽による攻撃を回避し、反撃することができた ことからも明らかである。さらに、彼は人の存在を感知する力も持ち、呪われたトランクから オカルン、六郎、ベガが解放されたことを即座に察知した

驚異的なスピードと反射神経: サンジェルマン伯爵は 圧倒的な速度と驚異的な反射神経 を誇る。彼の動きはあまりにも速く、ただ走り抜けるだけで 蓮雀高校の生徒数人を吹き飛ばす ほどの衝撃を生む。さらに、ダンマン羅の呪いで捕らわれた者を解放するために使用された黒布の麻痺札を、一瞬で回収 し、それを操られた蓮雀高校の生徒たちの額に貼り付けた。この間、誰一人として彼の動きに気づき、反応することができなかった。 フェアリーテイル・カードとの戦いにおいても、サンジェルマン伯爵は 妖怪の芽による連続攻撃を瞬時に回避し、さらに操られた蓮雀高校の生徒たちの攻撃をもかわしながら戦い続けた


技術・スキル

剣術: サンジェルマン伯爵は 非常に優れた剣術の腕前 を持っている。特に 居合道(いあいどう) に長けており、瞬時に刀を抜き、敵を斬り、再び鞘に納める という動作を一瞬で完了させることができる。


装備

カタナ

サンジェルマン伯爵は、黒色の柄と精巧な鍔(つば)を持つ刀を所持している。この刀は、彼の特殊な戦闘スタイルにおいて重要な役割を果たしている。


使用方法

サンジェルマン伯爵は、刀の鍔に開けられた穴に薬瓶(バイアル)を挿入することで、その力を発動することができる。この方法により、薬瓶に封じ込められた妖怪の力を自在に操り、戦闘で活用する。


妖怪の力が込められた薬瓶(バイアル)

サンジェルマン伯爵は、過去に遭遇した妖怪たちから抽出した能力を封じ込めた薬瓶をコートの内側に携帯している。この薬瓶を刀の鍔にセットすることで、その妖怪の力を発動させることができる。ただし、一度に使用できる薬瓶は1本のみという制限がある。


既知の薬瓶(バイアル)

ジャンピングババア(ジャンピングババア)
この薬瓶には、サンジェルマン伯爵の跳躍力を飛躍的に向上させる力が封じられている。この力を発動すると、彼は足元に 魔力で形成された足場 を生み出すことができ、空中を自在に移動できるようになる。


黒髪切(くろかみきり)
この薬瓶には、サンジェルマン伯爵の 剣の斬撃力を増幅する力 が封じられている。発動すると、彼の刀は 黒い雷を帯びた斬撃 を繰り出すようになる。


水虎(すいとら)
この薬瓶には、サンジェルマン伯爵の 身体の密度を増加させる力 が封じられている。この力を発動すると、彼が着地した際の衝撃だけで地面に ひび割れ を生じさせるほどの威力を持つ。


阿修螺(アシュラ)

サンジェルマン伯爵は 阿修螺(アシュラ) のナイフを操る使い手である。


能力

力の吸収

阿修螺(アシュラ)の刃は、呪われた剣「阿修羅(アシュラ)」の刀身から作られた特別な武器 である。このナイフは、相手が「敗北を認めた」瞬間に、その力を吸収することができる という特性を持っている。


既知の阿修螺(アシュラ)

メルヘンカルタ(メルへンカルタ)

サンジェルマン伯爵は フェアリーテイル・カード に対して阿修螺を使用し、その能力を吸収した。これにより、彼は 「カードを使って他者の身体を支配する力」 を得ることになった。各カードには、それぞれ独自の能力が存在する。

  • フェイスカード(Face Card) – 人間の精神を汚染し、洗脳 する能力を持つ。
  • マウスカード(Mouth Card) – 人間の口を消し去る能力を持つ。発言や声を妨害する 目的で使用される。
  • アイカード(Eye Card) – 人間の目を消し去り、盲目 にする能力を持つ。
  • イヤーカード(Ear Card) – 人間の耳に 錯乱するノイズ を流し、混乱させる能力を持つ。

本来のフェアリーテイル・カードの能力に加えて、阿修螺には 「拳」と「足」が描かれた2枚の追加カード も含まれている。しかし、これらのカードがどのような体の操作能力を持っているのかは、まだ明らかになっていない。


使用方法

サンジェルマン伯爵は、この阿修螺のナイフを 妖怪や人間のユニークな能力を収集するために使用 する。そして、その能力を自身の剣を通じて活用する点は、彼が持つ 妖怪の力を封じた薬瓶(バイアル) の使用方法と類似している。


トリビア

  • サンジェルマン伯爵の名前は、18世紀フランス宮廷で活躍した錬金術師であり冒険家でもあった「サン=ジェルマン伯爵」 に由来している。
  • 彼の名前は、ジジのお気に入りのサッカーチーム「ザン=ジェルマン(サンジェルマン)」 にも似ている。
  • また、彼の別名である 「三丈目(さんじょうめ)」 は、「Saint-Germain(サンジェルマン)」の発音に似ており、音韻的なつながりがある可能性がある。
  • サンジェルマン伯爵の襟のピンのデザイン は、ルドリスの胸にある目のシンボルと一致しており、その後、パヤセやカシモトの服に描かれた目のシンボルとも共通している。興味深いことに、パヤセとカシモトもまた サンジェルマン伯爵と同様に超常現象の収集家 である。しかし、彼とこの三人に何らかの関係があるかどうかは不明である。
    • この目のシンボルは、フリーメイソンによって「神の監視の目」を象徴するとされる「プロビデンスの目」 を指している可能性が高い。最も有名な例としては、アメリカ合衆国の一ドル紙幣の裏面に描かれている「大統領印章の目」 が挙げられる。
  • サンジェルマン伯爵が使用する 「三丈目(さんじょうめ)」という偽名 には、奇妙な現象を引き起こす効果がある。この名前を聞いた者は 「どこかで聞いたことがある気がする」 という既視感を覚えるが、実際に彼に関する記憶がないことに気づく。また、彼について思い出そうとすると、認知の混乱を引き起こすことがある。この現象が彼の意図的な能力なのか、それとも無意識のうちに発動しているものなのかは、いまだに解明されていない。

秋山 春香

アニメの魅力を深く探求し、キャラクターや物語を読者に伝えることに情熱を注ぐライター。感情豊かで分かりやすい文章を心がけています。

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