
『ダンダダン』は、龍幸伸によって原作・作画が手がけられている日本の漫画作品です。2021年4月より、集英社の『少年ジャンプ+』にて連載が開始されました。2022年2月には、アメリカの出版社Viz Mediaが本作の英語版の紙書籍化ライセンスを取得し、同年10月11日に第1巻が発売されました。2024年11月1日時点で、単行本は第17巻まで刊行されています。
語源
日本語における「談(だん)」という漢字は「話」や「物語」を意味し、しばしば語尾として使われます。例えば:
- 怪談(かいだん)-「幽霊の話」
- 奇談(きだん)-「奇妙な話」
- 体験談(たいけんだん)-「体験に基づく話」
一方、中国語において「ダンダダン」は「膽大黨」と表記されます。この場合、「膽(dǎn)」は「勇気」、「大(dà)」は「大きい」または「偉大な」、「黨(dǎng)」は「グループ」または「党」を意味します。これらの漢字が組み合わさることで、「膽大黨」はおおよそ「勇敢な仲間たち」や「大胆な集団」といった意味になります。
歴史
『ダンダダン』の連載が始まる前、作者の龍幸伸は、人気漫画『チェンソーマン』の作者・藤本タツキや、『地獄楽』の作者・賀来ゆうじのアシスタントとして活動していました。連載化の決定は、2020年第2四半期に行われた『少年ジャンプ+』の会議にて下されました。龍は、アシスタントとしての役目を最後まで果たすことを選び、『チェンソーマン』と『地獄楽』の制作が終了した後に、『ダンダダン』の制作に本格的に取りかかりました。
あらすじ
幽霊、怪物、宇宙人、青春ロマンス、バトル…ありとあらゆる要素が詰め込まれた、まさに何でもありのシリーズ!オカルト好きなのに幽霊を信じていないタカクラと、宇宙人をまったく信じていない少女・アヤセ。正反対の信念を持つ二人が、超常現象をきっかけに衝突しながらも協力し合い、不思議な事件に立ち向かっていきます。この漫画は、まさに常識を超えた異次元の面白さです!
ギャラリー
単行本カバー
日本語版
表紙


















裏表紙


















英語版
表紙













裏表紙













ロゴ





評価
2023年11月時点で、『ダンダダン』は累計発行部数320万部を突破し、集英社の配信プラットフォーム『少年ジャンプ+』上では3億6千万回以上の閲覧数を記録しました。
2021年6月には、「次にくるマンガ大賞」Webマンガ部門にノミネートされ、全50作品中第2位に輝きました。また、宝島社が発表する『このマンガがすごい!2022』のオトコ編では第4位にランクイン。2022年の「マンガ大賞」でも候補作品として選ばれ、53ポイントを獲得して第7位となりました。さらに、全国書店員と出版社による「おすすめコミック2022」では第1位、TSUTAYAが主催する「TSUTAYAコミック大賞2022」では第4位を獲得し、多方面から高い評価を受けています。
人気投票
第1回キャラクター人気投票 結果
順位 | キャラクター名 | 得票数 |
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1位 | オカルン | 38,699票 |
2位 | 綾瀬桃(あやせ もも) | 25,763票 |
3位 | ターボババア | 22,920票 |
4位 | ジジ | 18,499票 |
5位 | 白鳥愛羅(しらとり あいら) | 14,271票 |
6位 | 綾瀬静香(あやせ せいこ) | 12,821票 |
7位 | 鯨井雲次(くじらい うんじ) | 11,935票 |
8位 | バモラ | 11,464票 |
9位 | 六郎・セルポ | 10,549票 |
10位 | 坂田金太(さかた きんた) | 9,760票 |
11位 | シャコパンチ先生 | 7,648票 |
12位 | 鹿島麗子(かしま れいこ) | 4,015票 |
第1回キャラクター人気投票 結果(カラースプレッド)
