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桃井 綾瀬 | ダンダダン Wiki (日本語)

綾瀬桃(あやせ もも / Ayase Momo)は、漫画『ダンダダン』の女性主人公である。オカルトマニアの同級生・高倉健(たかくら けん) と出会い、彼に 「オカルン」 というあだ名をつけたことをきっかけに、彼女の人生は一変する。この交流の中で モモは自身の超能力を覚醒させ、オカルンはターボババアの呪いによって金玉を失う という異常事態が発生する。モモはオカルンの失われた金玉を取り戻し、超常的な障害を乗り越えるために協力することを決意する。

第二の金玉を探す旅が終わった後、モモはフェアリーテイル・カードの異次元の食べ物を誤って口にしてしまい、極端に小さなサイズに縮んでしまう。この予想外の出来事により、「モモを元の大きさに戻す方法を見つける」 という新たな問題がファミリーに降りかかることとなる。

外見

アニメおよびオリジナルマンガ

モモは平均的な身長の女子高校生であり、ミディアムレングスの赤褐色の髪を持ち、主に右側の顔を縁取るように流している。瞳は赤みがかった茶色であり、オカルンをはじめとする男性キャラクターの何人かから魅力的な外見であると評されている。

作中ではさまざまな衣装を着用しているが、最もよく見られるのは学校の制服である。白いインナーシャツの上に長袖の淡いピンクのセーターを重ね、ゆるく結んだ赤いリボンを合わせ、プリーツの入った紺色のスカート、白のルーズソックス、茶色のローファーを履いている。全体的な服装は、ギャル文化のコギャルスタイルに近いものとなっている。

さらに、モモは緑色の円形ピアスをつけており、首には黒いチョーカーを常に着用している。チョーカーの後ろにはピアスと同じ緑色の円形アクセサリーがついており、服装を変えてもこのアクセサリーだけは一貫して身につけている。

年齢制限版マンガ

息の詰まるような闇に包まれながら、モモは廃病院の廊下を全力で駆け抜けていた。オカランを救う唯一の手段——薬を探して。彼はもう長く持たないと分かっていたし、アイラを残して一人で行く決断は簡単なものではなかった。それでも、ためらっている時間はない。一秒ごとに猶予が削られ、戻るのが遅れれば遅れるほど彼を救う希望は薄れてしまう。しかし、闇の中に潜んでいたのは、彼女が予想していた以上の危険だった。最初から執拗に彼らを追い続けていた触手の怪物が再び姿を現したのだ——以前よりも凶暴に、賢く、そして執念深く。

戦いが激化するにつれ、怪物は彼女の弱点を突き、疲労と迷いに付け込んできた。受ける一撃ごとに体力は削られ、生存の可能性すら遠のいていく。体は限界に達し、意識も揺らぎ始めていた。しかし、そんな絶望の中でも唯一揺るがなかったのは——オカランの存在だった。彼との思い出、共に歩んできた道のり、そして二人が耐え抜いたすべての試練。それが彼女を立ち上がらせる唯一の力となった。そして心の奥底で、もう一つの存在が浮かび上がる——アイラ。幾多の戦いを共に乗り越え、いつもそばにいてくれた彼女の姿が。その最後の力と決意を振り絞り、モモは決して諦めなかった。生き延びなければならない。戻らなければならない。そして、大切な人たちを、この闇に飲み込まれるわけにはいかないのだから。

ギャラリー

アニメとオリジナル漫画

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年齢制限付き漫画

この漫画には、成熟した読者を対象とした内容が含まれています。複雑なテーマを扱っており、若年層には適さない場合があります。物語はキャラクターの深い成長、激しいドラマ、そして感情的なストーリー展開を描いています。視聴にはご注意ください。

ファンアート

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性格

モモは大胆で自信に満ちた気の強い少女であり、他人に怯えることはほとんどない。彼女は合理的かつ現実的な性格であり、理不尽なことや仲間のふざけた行動に直面するとすぐに怒りを爆発させることがある。特に、侮辱されたり軽視されたと感じたときは、すぐに激昂する傾向がある。

怒りに任せてコメディ調に暴力的な反応を示すこともあるが、自分の行動が行き過ぎたと気づくと、すぐに反省する。また、モモは口が悪く、アイラとはしばしば皮肉を交えた言い合いをしている。

その一方で、モモは思いやりがあり、親しみやすく、明るい性格を持つ。彼女は他人の苦しみを見過ごせず、不正を許さない性格であり、その優しさはオカルンとの関係に顕著に表れている。まだ知り合って間もないにもかかわらず、モモはいじめられていたオカルンをかばい、彼の問題に巻き込まれることを厭わずにターボババアの呪いを解く手助けを申し出た。また、賭けがきっかけで始まった関係にもかかわらず、モモはオカルンと友人になることを自然に受け入れた。

モモの怒りは、家族や友人が侮辱されたり傷つけられたりしたときに特に強く表れる。例えば、アイラがオカルンの気持ちを弄んでいたことを知った際には、念動力で洗面器を落とし、辛辣な言葉を投げかけて仕返しした。

また、祖母のように単独行動を好むタイプではなく、仲間や友人の助けを積極的に求めることもある。しかし、相手が大きな嘘をついたり、裏切ったりすると、モモは簡単にその人への信頼を失う。

さらに、モモは敵であってもその裏に隠された善良な部分や悲しい過去を知ると、共感や同情を抱くことがある。彼女は単なる正義の味方ではなく、相手の背景を理解しようとする優しさも持ち合わせている。

モモは普段から堂々とした態度で行動しており、どんな困難な状況でも恐れず、強い意志を持ち続ける。敵に囲まれ劣勢に立たされる場面でも、モモは一切ひるむことなく戦いに挑む。例えば、鬼頭家の面々が集団で襲いかかってきたときも、彼らを単独で迎え撃ち、歪められた門を通過して地球へと侵入したクルーに対しても、一人で戦う覚悟を決めた。また、イモタコ・クルーとの激戦で力を使い果たし、重傷を負って動けなくなったときでさえ、彼女は周囲を取り囲むセルポ星人に対して一切怯まず、「まだ十分に戦える」と言い放ち、モエモエトライビームを撃つつもりでいた。とはいえ、特定の出来事や人物には驚かされることもあり、完全に恐怖を感じないわけではないが、これまでのところ、それらの出来事は比較的軽微なものである。

モモは自分を賢い人物だと認識しており、その考えを証明するかのように、困難な状況から自分や仲間を脱出させるための推理力を発揮することが多い。仲間たちも彼女の知性を認めており、オカルンや雲示(ウンジ)は、モモを「天才」だと評している。また、モモは自分の功績を誇りに思う傾向がある。

一方で、モモは欲しいものを手に入れるために時折、ちょっとした策略を使おうとする。例えば、オカルンにターボババアのトンネルへ先に入らせるために、「可愛らしい上目遣い」を駆使して無害なふりをしたり、大人の財力を利用しようと、祖母の聖子に甘えながらオカルンとアイラの新しい制服を買ってもらおうとしたことがある。しかし、これらの戦略は単純すぎたため、モモの性格をよく知る相手には通用しなかった。

また、モモは友人の身に危険が及んでいると、時に衝動的な判断を下すこともある。例えば、マグマの穴に落ちたオカルンを助けるため、何の躊躇もなく飛び込もうとしたことがその典型例である。

モモは俳優・高倉健に強い憧れを抱いており、大ファンであるだけでなく、ほぼ執着ともいえるレベルで彼を崇拝している。かつての彼氏と付き合った理由も、単にその外見が高倉健に似ていたからというものであった。彼女は高倉健の名前や名台詞を耳にするだけで動揺してしまうほどであり、愛着を隠しきれない。さらに、学校のオカルトマニアの男子生徒が憧れの俳優と同じ名前であることを知ると、「健」と呼ぶことを完全に拒否し、「オカルン」というあだ名を勝手につけた。

普段は真剣な性格だが、モモはユーモアのセンスも持ち合わせており、ときには子供っぽく無邪気な一面を見せる。これは祖母の聖子にも通じる性格である。例えば、オカルンの金玉を元に戻す際の「ゲーム感覚」の流れに乗り、ターボババアとの二回目の勝負では異常なほど勝負にこだわり、熱くなりすぎてしまった。また、彼女はしばしば大げさな表情やリアクションを取ることがあり、感情が顔に出やすい。

さらに、モモは祖母と同様にお世辞や褒め言葉に弱く、誰かに褒められるとすぐに嬉しそうな表情を見せる。一方で、自分の良いところを指摘されると恥ずかしくなってしまうこともある。

ギャルであるモモは、常に自分が着たい服を着る主義であり、ファッションに対するこだわりが強い。彼女自身の考えでは、**「おしゃれは戦闘服」**であり、服装はただの装飾ではなく、自分らしさを表現する手段と捉えている。そのため、ターボババアのトンネルに到着する前、聖子が用意した霊媒師の服が霊的防御力のある「防弾チョッキ」のような効果を持っていたにもかかわらず、「ダサい」という理由で自分の服に着替え直した。

背景

モモは幼い頃に祖母である綾瀬聖子と一緒に暮らすようになった。その後、幼馴染のジジと親しくなり、密かに彼に好意を抱くようになった。ある日、公衆の場でモモは祖母に強制される形で「運気を上げるための儀式」を日課として行わされていた。しかし、この奇妙な儀式のせいで周囲の男子たちからからかわれ、ジジもそのいじめに加わっていたことに強い不満を抱いた。自分をこんな状況に追い込んだのは祖母のせいだと考え、モモは聖子が本当に霊媒師なのかを疑い、彼女に対する反感を募らせるようになった。

しかし、やがてモモは、自分が本当に嫌だったのは、いじめが自分に向けられていたことではなく、祖母・聖子がバカにされていたことだったと気づく。そして、かつての反感を捨て、祖母への愛情を深め、彼女の霊媒師としての仕事も誇りに思うようになった。

その結果、モモは霊の存在を信じるようになり、自分自身がそれを確信しているわけではないにしろ、「霊はいるかもしれない」「祖母は本物の霊媒師なのかもしれない」と考えるようになった。

能力と戦闘力

生来の能力

身体能力

驚異的な耐久力: モモは人間としては異常なほどの耐久力を誇る。例えば、フラットウッズ・モンスターに強烈な連続パンチを浴びせられ、背後の壁にクレーターができるほどの衝撃を受けたにもかかわらず、軽傷で済み、わずか数分の休息で再び行動可能になった。また、アクロバティック・シルキーの強烈な蹴りを受けて壁に叩きつけられたり、妖怪に何度も投げ飛ばされたりしても、大きなダメージを受けることなく戦い続けることができた。

スタミナと持久力: モモは耐久力だけでなく、驚異的なスタミナと持久力も持ち合わせている。フラットウッズ・モンスターとの戦いでは、致命的な打撃を何度も受けながらも最後まで意識を失わず、最終的に敵を打ち倒すことに成功した。また、アクロバティック・シルキーによる激しい攻撃や火炎攻撃にも耐え抜くことができた。

精神的能力

優れた戦術的知性: モモは高い知性を持ち、「天才」と評されることもある。特に鋭い洞察力と問題解決能力に優れており、巧みな戦術を即座に考案できる。危機的な超常現象の中で、彼女は仲間たちを導き、あらゆる情報を活用しながら瞬時に戦略を練り、数々の難局を乗り越えてきた。 その代表的な例が**「大蛇町事件」である。モモは延焼寺家の屋敷に火を放ち、消防隊に水を使わせることで、ツチノコを地下の隠れ家から強制的に追い出し、窒息させた後に太陽光で焼き殺すことに成功した**。この作戦は、彼女が**子供の頃にジジから学んだ「ミミズの自殺行動」**という知識を応用したものである。さらに、長年誤解されていた「大蛇伝説」の真実を即座に解明し、ツチノコの死骸を温泉の間欠泉につなげることで、その粘液を火山の溶岩に吹きかけ、噴火を防ぐことに成功した。

しかし、モモの戦術は確かに効果的である一方で、非常に無謀であり、自身の命を危険にさらす場面も少なくない。フラットウッズ・モンスターとの戦いでは、オカルンが呪符の影響を受けないようにするため、彼を守りながら自身が壁に叩きつけられることを選択し、結果的に鳥居の壁にクレーターを作ることで、オカルンと共に呪符の外に脱出する作戦を実行した。また、ハスター・クルとの戦いでは、相手の空間切削能力を利用し、わざと異次元ポケットに飛び込み、「モエモエトライビーム」を用いて内部からエクソスーツを破壊するという大胆な戦法を選んだ。

戦闘技術

近接戦闘: モモは近接戦闘においても高い能力を持ち、鬼頭家との戦いでそれを証明した。この戦闘では、自身の拳や蹴りにサイキック能力を組み合わせ、敵を自分の攻撃範囲に引き寄せたり、相手の死角に物体を飛ばして不意を突いたりする高度な戦闘技術を見せた。

超常能力

霊的感知能力

モモは地縛霊や妖怪などの霊的存在を見ることができる。この能力により、極めて稀な存在である「空無の空間」に入ることが可能な人物の一人となっている。

気(Ki)

モモは自身の「気」にアクセスすることで、霊的な力を引き出すことができる。

オーラ感知

モモの霊力により、生物や無機物のオーラを「視覚的」に捉え、感知することが可能。

サイコキネシス(念動力)

モモの霊的能力は、単にオーラを感知するだけでなく、それに干渉し、「念動力」として影響を与えることもできる。モモの念動力は巨大な二本の手、またはそれらが融合した一対の腕の形をとり、自由に伸縮することができる。これにより、彼女の視界内に存在するオーラを捕え、実際の手で掴むように自在に操ることができる。

強み

モモのサイコキネシスの最大の強みは、対象の大きさや重さに関係なく、あらゆる生物や無機物を動かしたり浮遊させたりできることである。例えば、消防車やツチノコのような巨大な物体でさえ、自在に操ることが可能。さらに、この能力は両手に適用されるため、同時に二つの異なる対象を掴むこともできる。

また、モモのサイコキネシスは圧倒的な出力を誇り、大量の水を分断したり、他の超能力者の干渉を遮断することができる。実際に、オカルンとアイラの妖怪能力を封じていたセルポのサイキックフィールドを押し返し、二人の力を解放することに成功した。

さらに、モモの霊能力には対象の記憶を覗き込むという独特の特性がある。ただし、この能力は意図的に発動できるものではなく、過去に二度だけ偶然発生した。最初の例は、アクロバティック・シルキーのオーラをアイラに移す際に、その生前の悲劇的な記憶を垣間見たとき。二度目は、ジジの体に取り憑いた「邪視」を拘束していた際に、妖怪としての過去の記憶を見てしまったときである。

完全覚醒(フルパワー)

セルポによる拉致をきっかけに**「気」が覚醒したことで、モモは自身のサイコキネシスを最大限に引き出すことが可能となった**。この強化状態では、サイコキネシスの光と同じ色のオーラを放ち、髪が伸びるという変化が現れる。また、モモ自身もこの状態を**「無敵になったような感覚」と表現しており、「思考すら現実に変えられるような力を持っている」と語っている**。

実際に、このフルパワー状態では空中浮遊が可能となり、身体能力も大幅に向上する。その証拠に、セルポの一体を蹴り飛ばし、そのまま宇宙船に激突させ、大破させるほどの威力を発揮した。

しかし、現在このフルパワーは封印されており、モモのサイコキネシスは本来の力を発揮できていない。それでも、祖母・セイコは適切な修行を積めば、徐々にこの力を取り戻せると考えている。

弱点

当初、モモのサイコキネシスは目で捉えたオーラにしか干渉できなかったが、ターボババアとの対決を経て向上し、視界にないオーラでも「触覚」を通じて捉えられるようになった。

モモの能力は手の延長として機能するため、彼女の握力がそのまま能力の強さに反映される。そのため、動かない対象や抵抗しない対象を掴むことは容易だが、相手が抵抗すると抑え込むのが難しくなる。対象が強靭な力で拘束を振り解こうとした場合、掴んだままのモモはその動きに引きずられてしまう。これは、すでに高速で移動している対象(例:新幹線)を掴んだ場合にも適用される。ただし、この特性を逆手に取り、ターボババアの動きに乗じて脱出する戦術を活用したこともある。

また、モモのサイコキネシスは触覚と直結しており、彼女の手が負担や痛みを感じる。そのため、相手が圧倒的な怪力で拘束を破る、あるいは強力な攻撃でサイコキネシスの腕を破壊した場合、モモは激しい痛みを感じ、一定時間能力を使用できなくなる。

さらに、手が拘束されていても能力の発動自体は可能だが、自由に扱うのは困難になる。

使用方法

モモは主に戦闘において自身の能力を活用する。サイコキネシスを駆使し、対象を遠くへ吹き飛ばす、相手を拘束して仲間の攻撃チャンスを作る、または対象を頭上に浮遊させながら移動することが可能である。さらに、モモは近接戦闘でもサイコキネシスを応用し、キトウ家との戦いでは敵を自身のパンチやキックの方向へ引き寄せたり、物体を相手の死角へ飛ばして攻撃する戦法を見せた。

また、サイコキネシスの腕を物理的な攻撃手段として活用することも可能であり、初めて麗子カシマと対峙した際には、宙に浮かせた瓦礫をサイコキネシスの腕に纏わせ、それを実体のある拳のように利用して攻撃を仕掛けた。しかし、この戦法は麗子の激昂した一撃で瓦礫ごと払い飛ばされ、攻撃が成立しないまま失敗に終わった。

防御面では、モモは攻撃を事前に察知できれば、サイコキネシスの腕を盾のように構えることで防御が可能である。ただし、攻撃の威力が強すぎる場合、防御しても衝撃を完全に無効化することはできず、吹き飛ばされることがある。また、敵が至近距離まで接近している場合にはサイコキネシスを利用して相手を弾き飛ばし、安全な距離を確保することも可能である。

さらに、モモは催眠能力を持つ宇宙人との戦いを通じて、サイコキネシスをより攻撃的に活用する方法を習得した。セイコの**「言葉の力」の教えを思い出し、それを応用することで、サイコキネシスの腕から強烈な衝撃波を放つ技を開発**。これはセルポのサイコキネシス攻撃に似ており、一撃で複数の催眠セルポを吹き飛ばし、さらには催眠能力を持つ宇宙人を粉砕するほどの破壊力を持つ。

シリーズを通して、モモは自身の能力をさまざまな方法で応用している。

  • オカルンがターボばあちゃんの呪いを受けた際には、モモはサイコキネシスを使い、呪いのオーラを「握りつぶす」ことで、それを極限まで縮小させ、彼が暴走するのを防いだ。
  • また、心停止を起こした人物の心臓をサイコキネシスの腕で直接掴むことで、実際の心臓マッサージと同じように血液循環を回復させることができる。
  • さらに、溺れた人物が過剰に水を飲み込んでしまった場合、口から強制的に水を排出させることが可能である。
  • アクロバティックシルキーの指示のもと、モモは妖怪のオーラとアイラの弱りかけたオーラを繋ぐことで、「通信ケーブル」として機能し、アイラの「バッテリー」を再起動する役割を果たした。
  • セルポやミスターマンティスシュリンプとの戦いでは、水没したエンプティスペース内を効率よく移動するために、サイコキネシスをオカルンに作用させ、彼を「生きたスピードボート」として前方に押し出し続けるという戦法を編み出した。
  • また、建物をサイコキネシスで掴み、自身を振り回すことで、狙った地点に着地するといった応用も可能である。

モモのサイコブラストを強化した、「言霊」の力を応用した技。両手でハートの形を作った後、「モエモエ気功砲!」と叫び、モエモエ気功砲のおまじないをかけることで、攻撃力の増幅したエネルギー波を放つ。この技は、モモがサイコブラストの発動方法を理解した直後、彼女に突撃してくる洗脳されたセルポの軍勢に向けて初めて使用された。その後、地球を侵略しようとする異星のグローバリストを撃退する際にも用いられた。
この技の名称や手の形は、『ドラゴンボール』シリーズに登場する「気功砲」に酷似している。

協力技

モモの「モエモエ気功砲」と、ジジの「ハ波」を組み合わせた強力なエネルギー波。モエモエ気功砲の射程の短さと、ハ波の威力の低さを補うことで、より広範囲に強力なダメージを与えることが可能となる。

言霊 (Kotodama)

モモが言葉を発することで、本来なら不可能なことを現実にする能力。幼少期にセイコからこの能力の訓練を受けたものの、当時は成功しなかった。しかし、マインドコントロールを操る異星人との戦闘中に、この力が覚醒。サイコキネシスの攻撃力を増幅させる形で応用され、圧倒的な威力を発揮するようになった。

装備

バット

モモは、庄野市のトンネルでターボババアと戦うために4本のバットを持参し、サイコキネシスと組み合わせて攻撃を行った。トンネルの両側に現れたターボババアの巨大な複製頭部を破壊しようと試みたが、頭部はその口と目でバットを粉砕し、攻撃は無効化された。

グレートキンタ菩薩ゼータバージョン (Gurēto Kinta Bosatsu Zēta Bājon)

モモは、バモラの怪獣スーツと戦うためにキンタが作り上げた「グレートキンタ菩薩ゼータバージョン」の操縦を担当した。キンタの荒い操縦によりモモとアイラが乗り物酔いを起こしたため、二人は自らの能力を駆使して機体をコントロール。戦闘中に機体が大破したものの、アイラは「アクロバティックシルキー」の長い髪を頭部に絡ませ、モモはサイコキネシスを使って肩から分離した前腕部を操り続けた。

モモとアイラの能力を併用することで、機体の戦闘能力は大幅に強化された。モモのサイコキネシスにより、機体の腕のリーチが長くなり、敵をより広範囲に攻撃できるようになった。また、アイラの「アクロバティックシルキー」の髪の力を活かし、怪獣の姿が見えなくなっても髪を巻き付けることで明確な輪郭を浮かび上がらせ、拘束することが可能になった。

パワーボム (Pawābomu)

アイラが「アクロバティックシルキー」の髪を使って怪獣を縛り上げた後、モモが機体の分離した腕を使って怪獣を持ち上げ、空中で二本のサイコラインをねじる。その後、一気にねじりを解放することで怪獣を高速回転させ、意図的に目を回させる。そして、怪獣を頭から地面に叩きつける「パワーボム」技を発動。この攻撃は、「空間の狭間」に位置する神越市内に巨大なクレーターを作るほどの衝撃を生み出し、バモラを完全に戦闘不能に追い込み、怪獣スーツを通常サイズまで縮小させることに成功した。

語源

  • モモ(桃)という名前は、日本語で「桃」を意味する。
  • 苗字の「綾瀬」は、「綾(あや)」が「模様・デザイン」、「瀬(せ)」が「急流・激流」を意味する。

トリビア

  • モモは、龍幸伸が選ぶシリーズ内のお気に入りキャラクターTOP4の中で第1位にランクインしている。
  • モモと親しい関係の人物は、彼女をファーストネームで「モモ」と呼ぶ。
  • シリーズを通じてモモはチョーカーを着用しており、夜に寝るときでも外さない。しかし、入浴時だけは外している様子が描かれている。
    • アニメ版では、モモがチョーカーを着けていない描写がいくつか存在する。
      • 原作では、温泉饅頭で鬼頭家の男性メンバーと対峙した際にチョーカーを着けていなかったが、アニメ版ではその場面でチョーカーが追加されているという矛盾がある。
  • ミーコによると、モモはアルバイトをしても長続きしないことが多い。これは、彼女が上司と衝突することが多いためであり、モモの視点ではその衝突は理不尽な扱いが原因である。
  • シリーズ内でモモの両親について言及されるのは、オカルンとの電話中の会話が唯一のシーンである。モモは「親はいない」と発言しているが、それが亡くなったのか、疎遠になっているのか、それとも最初から存在を知らないのかは不明である。
  • 『Avengers Academy: Marvel’s Voices Infinity Comic Issue #31』 では、モモとオカルンに酷似したキャラクターがダイナーにいる様子が描かれている。このコミックのアーティストであるパブロ・モレノ・コヤールは、Instagramのコメント返信で、それが実際にモモとオカルンであることを認めている。

小林 優衣

アニメ文化の本質をとらえ、リサーチと想像力を融合させて、読者に新しい視点と感動を届けることを目指すクリエイティブな作家。

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